デザインのためのデザイン
- 作者: フレデリック・P・ブルックス Jr.,松田晃一,小沼千絵
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2010/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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デザイン=設計
製品のデザイン、建築物のデザイン、機械のデザイン、ソフトウェアのデザインはどのプロセスも類似する部分が多くある。つまりデザインプロセスとして抽出でき、デザインの科学として定式化できる。本書はデザインプロセスのあり方、つまりデザインをデザインする方法を述べている。
1章 デザインの課題
・異なるメディアのデザイナ達は互いの経験や見識を比較し合うことで自分自身の分野について新しい事柄を学ぶことができる。
・デザインとは「計画や構想を整える、あとで実行するために頭の中で用意すること」と定義される。
・デザインは「アイデア」とも表現される。
・デザインコンセプトに対して、それに関わるもの全員が共通の認識を持つことは難しい。創造物のデザインコンセプトはイデアであり、各人が実装しようとしている成果物はイデアの影となる。実装の前にメンバ間で認識のすり合わせ、イデアの共通化を図る必要がある。
2章 デザインプロセスの合理的モデル
・目標、要件、効用関数、制約事項、リソース配分、決定木の流れ
・PMBOKの5プロセスやウォーターフォールモデルをイメージすれば良い
・デザインプロセスをとばし、とりあえず実装するという無計画な状態からの脱皮
・チーム内のコミュニケーションや目標、要件の明確化、無駄な努力の回避などメリットが多数ある
⇒ではなぜ、ウォーターフォールモデルモデルは時代遅れといわれ、実装を重視するアジャイルが最近の流行のなのか
本日はここまで